硫化物半導体の研究概要

本研究グループは、Ⅵ族元素である硫黄(元素記号:S)と
Ⅱ族元素の亜鉛(Zn)を用いた半導体薄膜を成長し、評価検討を行っています。
また、触媒金属などの添加も行った薄膜の成長も検討しています。

研究背景/目的

〇 アプリケーション
Ⅱ-Ⅵ族系の半導体材料は、発光デバイス向けの研究として、
古くから研究されていました。現在でも、無機ELや
放射線検出(シンチレータ)、蓄光材、赤外線域の光学材料
として利用されています。

 

〇 製造方法
CVD法やスパッタリング法などが一般的ですが、
通常では多結晶の薄膜となり、品質は低くなります。

 

〇 研究内容
本研究では、硫化物半導体を作製することを目的としています。
スパッタリング法を用いて、高品質な単結晶半導体を作製しています。

研究成果

〇 半導体薄膜の作製
これまでに、以下のような半導体薄膜の作製した実績があります。

・ZnS(with Wurtzite, with Zinc Blende) ・Ag doped ZnS